恋愛成就のメールテクニック
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自転車はなぜ左側通行すべきなのか?(その2)

女性はT字路の交差する角にしゃがみ込み、泣き始めた。泣き声はそれほど大きくはない。しかし、背中を震わせて泣いている。困ったなと思った。どこか傷ついたのか?スカートにも脚にも血が滲んでいる様子はない。パニックになって泣き始め、それが止まらないような感じだ。

土曜日の午後はいつもテニススクールに通っている。いつものように車でテニススクールに向かったのだが、その前に図書館に行く用事があった。その帰り道の出来事である。

図書館は狭い路地に面している。その路地から通常の普通道路へはT字路になっている。もちろん一旦停止しなければいけない。この道路はいつも混んでいる。空きスペースを待っていると車が動き出し、道路が空いた。右手、奥の方に信号付き交差点があり車が来ることが多いので、右側奥を覗きこむように、他の車に注意を払いながら発信してゆく。すると、「ガタガタ、ガリガリ」と異常な音が聞こえてきた。何事かと思って左前方をみると自転車に乗った若い女の人を我が車が押し倒そうとしていた。女性の自転車は車に押され半分倒れかかっている。

車を降りて、女性と自転車を起こそうとしたが、自転車のペダルが車のバンパーの下に入り込んで引っかかってしまったらしく、なかなか外れてくれない。車を後戻りさせたり、前進させたり。それを見て自転車がいとおしくなったのか、あるいは安堵から我に返ったのか、女性が泣き始めた。声こそ大きくはないが、次第に体を震わせて大泣きになってきた。前のブログ記事「自転車はなぜ左側通行すべきなのか?(その1)」の絵の状況と全く同じ状態で人身事故を起こしてしまった。

(ちょっとぶつかっただけだから痛いとこなんてあるはずないだろうと思いながらも)「どこか痛いところありますか?」などと声をかけてみた。ただ泣いているばかりで返事がない。近くにいた図書館の職員が異変を感じたらしく、やってきた。女性は背中を震わせながら泣いている。これは救急車を呼んだほうが良いと。

図書館の職員が119番し、それが110番にも流れたのだろう。まず、到着したのが近くの交番に勤務中と思しき若い警官。バイクでやってきた。その警官が女性に名前を聞こうにも大泣きしているためかなかなか聞き出せない。しばらくして、消防車がやってきた。なんで、消防車? 消防隊員がAEDの袋を提げて女性の所へ向かった。人工呼吸の必要があると思ってのことかもしれない。119番通報すると、最近は救急車と消防車がセットでやってくる。火事の時も、消防車の他に救急車がくっついていく。その後しばらくして救急車がやってきた。救急車の中でも泣きつづけていた。そのままどこかの病院に連れて行くのかと思ったが、救急車もしばらくの間そこに停車している。10分ぐらいするとだいぶ落ち着いてきたようだと職員が教えてくれた。搬送先が見つかったのか、あるいは準備を終えたのか救急車が動き出したのは、20分以上経ってからだった。

ひとまず、謝罪がてら女性が運ばれた救急病院に行った。女性はすぐに診断を終えたようだ。どこも怪我は無さそうである。その後、警察署に行き、事情聴取された。過失傷害罪で書類送検となる。人身事故の場合相手側の怪我の程度で違反点数や刑罰を課すかが決まるようだ。基準となるのは怪我の程度が全治15日未満かどうか。簡単に言うと、全治2週間以上になると刑事処分の可能性が高くなる。行政処分と合わせて違反点数が6点以上となり、30日程度の免許停止となる。

救急病院に行ったが、その日のうちには診断書は出なかった。たいてい数日おいて様子を見るようだ。この程度であれば、全治2週間を超える診断書が出ることはまずない。取り調べをした警察官によると、刑事処分の方は不起訴処分となるだろう、ただし、行政処分として交通違反点数が4点ぐらいはつくとのことであった。診断書が発行されず、被害を受けた方も処分を望まないということであれば、行政処分にもならないこともあるらしい。

私の場合警察から感謝状をもらったことがある。その時に、なにか問題を起こしたら、そのことを話せば相談に乗ってくれる(言外にあまくなるかもしれない)と言われていたことを、後で思い出した。
今回は、このままにして、その手は次回の時にとっておこう。

というわけで、今回の事故から得られた教訓。

①自転車に乗るときは左側通行が安全。しかし、実際問題右側も走る時がある。その場合には、自己防衛として交差点では右側から出てくる車に注意すること。基本的に人身事故では、人は交通弱者になるから車の運転手の責任となる。物損事故のでは例えば自転車が赤信号を無視して人身事故になったとして、車にあまり非がなかったとしても6:4の割合で車に責任をかせられる。が、それでもケガをして痛い思いはしたくない。

②ドライブレコーダーを買うことにした。ドライブレコーダーも数千円で買える値段にまで下がっている。今回の場合、こちらが全面的に責を負うという姿勢を見せたことや、相手が女性ということもあって、ひどい争いにはならなかったが時たまもめることもあるようだ。相手にもよるが、ドライブレコーダーがあると状況が記録されているので、運転者の方が不当に扱われようとされる場合にはその記録が助けになる。

③道路上の衝突事故が過去になるのもそう遠くないかもしれない。このブログ記事の中で「数年以内に人を轢かない車(衝突防止装置を付けた車)が登場しそうだ。」と書いた。市場は思っていたよりも早く動いていた。実際にはもう市販されていた。 スバルのレガシィ、インプレッサ、フォレスター、エクシーガの4車種に搭載されている 先進運転支援システムアイサイト(EyeSight) だ。まだアクセルとブレーキの踏み間違えを想定している程度のものであるが、この装置を積んだことでスバル車は当初の予想よりも売れ行きが大幅にアップしたようである。しかし、なんでスバルが最初という気はする。しかも、フロントガラスに貼りつけた2つのカメラレンズで前方の障害物を認識しようとしている。
これだけのもので、先陣を切って、よく販売したものだと少し驚くというか感心したりもする。


そう言えば、10月14日(月)から18日(金)日の5日間にわたって、東京ビッグサイトでITS世界会議が開かれる。会議やプレゼンテーションはすべて英語で行われ、参加費も10万円以上と高い。しかし、14日の開会式と17日(木)と18日(金)の展示会への入場は無料であるから、衝突防止や運転者支援がどの程度まで進んでいるか知ることができる。時間を見つけて、行ってみようと思っている。そう言えば、今日のニュースで日産が2020年までに「自動運転車」の商品化を目指すと報じていた。




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