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自転車はなぜ左側通行すべきなのか?(その1)

自転車は、左側を走るべきということを身をもって体験したというお話。


1ヶ月程前、車を運転中に流れてきたラジオ番組。「自転車は左側通行を厳守すべき」とその番組に出演したゲストが強調していた。街に買い物に行くときは自転車を使うことが多い。狭い道が多い場所だ。後ろから車がなんとなく怖い。右側通行のほうが、車を確かめられるので安全・安心だ。なぜ、自転車は左側通行なんだろうと思っていた。

その時のラジオ番組のゲストが誰だったか正確には覚えてないのだが、たぶん「自転車の安全鉄則という本を書き、自転車で通勤している疋田智さんだったのではないかと思われる。「自転車は左側通行を厳守すべき」と訴えていたそのゲストは、小中学生の5割程度が自転車は左側通行と言うことを知らないと憂えていた。右側通行のほうが安全だと思っていた私は、別にそれでもいいだろう、右側の方が安全だしと思っていた。

続けてそのゲストいわく、右側通行が危険な理由と3つあげていた。
1.右側通行では、正面衝突事故の危険性が高い。自転車が右側通行をすると、自転車にとっては正面から走ってくる車を認識しやすいというメリットがある。しかし、その見返りとして正面衝突の事故となる危険性は増す。衝突のエネルギーも大きいので重大事故になってしまう可能性が高い。なぜなら、それは自動車と対抗して走ることは、自動車が自転車を認識してから回避行動を取るまでの時間が短くなる。接触を回避する時間が短く、危険性が大きくなる。例えば時速20kmで車と同じ進行方向を走る自転車と、時速50kmで走る自動車があったとする。その相対速度は30kmで、50m先に自転車がいた場合、1秒後には車が約8.3m接近することになる。車が自転車に追いつくまで約6秒ぐらいある。
一方、同じ条件で車と自転車同士が違う進行方向ですれ違う場合、相対速度は70kmとなる。1秒で車が19.4mも接近する。車が追いつくまでにわずか2.5秒。この2.5秒の間に衝突回避措置を取らなければならない。(後半の事例の部分は私が調べて書き足したもの。)

2.死亡事故となる確率が格段に上がる。上記2のような正面衝突によるものは追突事故によるものと比べて6倍の開きがあるそうだ。

そして、上記の1や2以上に何よりも強調していたのが出会い頭での衝突事故であった。
3.「出会い頭事故」の元凶となっている。自転車とクルマとの衝突事故の件数が一番多いのが、交差点でのこの種の「出合い頭」の衝突で、雑誌「ロードバイクの科学」によると、平成10~15年の国内自転車事故146,631件の内、実に71%が「出会い頭」による事故となっている。

自動車運転手からは右側通行の自転車、自動車の運転手からみた場合、左真横から来る位置となるため、塀などがあると直近まで見つけにくい。特に、歩道を走る自転車は、車の運転者からは見えない、認識しづらい。その「見えていない」 あるいは 「認識にづら」かった物が、交差点に歩行者よりも相当に速いスピードで出現する。認識しないまま、あるいは、避けきれずにぶつかってしまう。以下の図からもわかる通り、狭い道路から広い道路に出る場合、左側からくる自転車(つまり右側通行の自転車)を見つけても車はすぐには止まれない。右側からくる自転車(つまり左側通行)の場合には、多少ではあるがすこしの時間的余裕が生まれる。出会い頭の衝突となる可能性は低くなる。


いろいろ調べてみると、米国やカナダでは歩道を自転車で走ることの方が車道を走るよりも事故率が高いと広報している。例えば、フロリダ州の自転車マニュアルから抜粋すると「一般的には自転車は歩道を走行してはいけません。多くの自転車とクルマの衝突は自転車が歩道を走ることで起きています。自転車で歩道を走行している人の方が、車道を走行している人より、クルマにぶつけられる可能性は高いのです」とある。日本では、道が狭いので車道を自転車で走ると危ないのでどうしても歩道を走ってしまいがち。歩道を走るときは道の端なので交差点などでは相手から見つけられにくいと意識しながら走る必要はありそうです。

なるほど、なるほどと思った。そして、その一ヶ月後に、現実の世界で思い知らされることになるとは、つゆ思っていなかった。 その2に続く。
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