恋愛成就のメールテクニック
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エレベーターが都市の景観を変えた

英国の週間新聞紙「The Economist」には、時々世界の電気通信関連情報で参考になる記事が掲載される。気がつくとチェックしている。いつかメールアドレスを登録してしまったようで、最近は、毎週お知らせメールが届くようになった。何気なくみていると、「The other mile-high club」のタイトルがあった。どんな内容かとクリックしたらフィンランドのKone(コネ社)が新しいエレベーター技術を開発したという。どうでも良い記事だなと思った。しかし、クリックしたので初めの部分をちょっと読んでみた。出だしが、結構面白い。

1854年にニューヨークで開催されたワールドフェアで米国人の Elisha Otisさんが、自分が乗っている台を支えているロープをカットさせた。このカットが、その後の都市の光景を一変させることになったと書いてある。エレベーターに乗ると時々OTISというロゴが刻まれている。OTISの由来は、この人の名前だった。

ワールドフェアのケーブルカットは、エレベーターの安全性を実演したものだった。ロープをカットするとOtisさんの乗った台は落下するはずだったが、その時はカットしても、乗った台は数インチしか下がらなかった。Elisha Otisさんは、エレベーターの安全装置をデモンストレーションしたかった。そして、エレベーターが安全な乗り物であることを観衆の前で実証してみせた。このデモをきっかけにOTIS社にはそれまで全然売れてなかったエレベーターの注文が続々と入ることになった。このカットの実演がきっかけとなり、エレベーターが普及し始めた。

空気の存在のようにあって当たり前のように感じてしまうが、よくよく考えると、高層ビルもエレベーターがあるからこそ機能する。たとえ、高層ビルを構築する建築技術があったとしても、エレベーターが無ければ、高層ビルが都市に林立するような事態にはならなかったはずである。今の都市景観とは相当違ったものになっていた。

エレベーターで一気に持ち上げられる高さというのは、現在の技術では、最高500mぐらいだそうだ。もちろん、乗り継ぎのエレベーターを作れば、1000mでも2000mでも高いところにはいける。しかし、あまり現実的ではない。エレベーターを乗り継いで高層階に行ったこともあるが、便利ではない。エレベーターは、高層ビルの高さを制限する一つの要素になっているという。

世界どこを探しても、ビルの展望台が500m以上の高さに無いのは、このことが原因だったのか・・・・?
展望台の高さの世界ランキング・・・(2012年3月現在)
1位・・・「上海国際金融中心」(100階:492m:ビルの高さ492m:上海)
2位・・・「東京スカイツリー」(450m:ビルの高さ634m:東京)
3位・・・「CNタワー」(447m:ビルの高さ553m:カナダ・トロント)
4位・・・「ブルジュ・カリファ」(124階:442m:ビルの高さ828m:ドバイ)  ← 世界一高いビル

500mまで昇れるエレベーターを作るとエレベータシステムの重さは18トンを越えるそうだ。高くなればなるほど、乗り降りする籠(箱)とその反対側にある重りを結ぶケーブルが長くなる。重くなる。現在使われているケーブルは鋼鉄製である。500mのエレベーター装置全体の重さが18トンとすると、その3/4ぐらいは鋼鉄製のケーブルの重さになるそうだ。

最近フィンランドのKone社が鋼鉄製に変わるカーボンファイバー製の軽いケーブルを創作した。カーボンファイバー製ケーブルは、鋼鉄製よりも、軽くしかも丈夫だという。これだと500mでも、システム全体は11トンぐらいである。従来のケーブルシステム全体の45%も軽い。高さ制限を2倍に延ばすことができる。エレベーターで一気に1マイル(1600m)の高さまで上昇するのも夢ではないという。

カーボンファイバー製ロープを使うことによって、1600m程度のビルの構築も可能になる。それ以上に、カーボンファイバーによるエレベーターが現実的になってきたことは、従来のエレベータ方式にこだわらず、構想に現実味を加え出したようだ。このケーブルを使うと、やり方によっては、高さ制限はなくなる。1950年代に書かれたSF小説に出てくる宇宙まで飛び出す軌道(宇宙)エレベーターを作ることが本格的に机上の計画に上ってきている。静止衛星軌道上、宇宙の中にエレベーターの重りを置き、そこから地上までケーブルをたらす。従来のエレベーターと違って、ケーブル自体は動かずケーブルにそって籠(箱)が上下する。そんなSF小説の世界にしかお目にかかれなかった、夢物語とも思える宇宙エレベーターのプロジェクトも打出されているそうだ。一体そんな夢物語、どこの会社が考えているのだと思った。調べたら、日本の大林組だった。

2050年での実用化を目指すプロジェクトだ。本当に実現するのかと思うかもしれないが、現在、赤道上に所狭しと打ち上げられている静止衛星が初めて考えだされたのが1928年のことである。1945年にSF小説によって大衆にアイデアがお披露目された代物であった。45年の時にSF小説でお披露目された静止衛星であるが、最初の静止衛星は、その19年後の1964年に打ち上げられている。このことを考えると、夢物語が現実の世界になる可能性は大いにある。すでに宇宙エレベーター協会も存在していた。

2050年ですか。37年後かぁー。
宇宙というよりも、その上の天国でエレベーターを楽しんでいるかな。
↓ 宇宙エレベーターの構想図。
宇宙エレベーター
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