恋愛成就のメールテクニック
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七夕に祈りを込めながら、・・・・再びCMのお話

今日は七夕。
カルピスは、毎年、7月7日生まれの人を対象に、「七夕に関する意識と実態」の調査を実施している。

2011年のアンケートの質問項目には、こんな質問があった。
①織姫と彦星の関係は ?
②織姫と彦星の職業は?
③短冊の色の数は?

①は、8割の方が誤答したそうです。私も間違いました。「恋人」同士ではなかった。②は、年配の方なら当たる人が多いでしょう。③は、身近な問題だけど意識してなかったのでこれが難しい。これも間違いました。

正解は、
①夫婦     正答率はわずか2割。 天の川を隔てての別居結婚です。新婚生活を謳歌して、遊んでばかりいたため、怒った天帝(織姫の父親)が、離れ離れにした。ちなみに、天帝は、この縁談をまとめた張本人。
②織姫「機織り」と彦星「牛飼い」。  これは5割の正答率だったようです。
③短冊の色は5色。5色と言われれば、そうかもしれないけど、スパッと5色と答えられる人は少ないかもしれない。  やはり、正解率は3割と少ない。

で、なんでカルピスがそんな調査をするのかというと、カルピスが発売されたのが1919年7月7日の七夕生まれなので、そんな調査を実施しているようです。2013年が第6回目の調査だった。昨年の調査内容は、願い事に何を書くというもの。ここ↓
http://www.calpis.co.jp/tanabata/report.html


短冊に書きたい願いごと
 1位 【健康】 100歳まで生きられますように(18歳/女性)
 2位 【仕事】 働きやすい会社に就職できますように(21歳/男性)
 3位 【生活・くらし】 60歳までに1億円貯まりますように(51歳/男性)
 4位 【恋愛・結婚】 イケメンと恋愛できますように(51歳/女性)
 5位 【社会】 子育てしやすい環境や助成が整いますように(35歳/女性)
 6位 【自然環境】 地球がいつまでも美しい星でありますように(62歳/男性)
 7位 【政治】 国際社会に認められる日本にしてほしい(41歳/男性) 
初もうでなどの願い事も健康や家族安泰などが主流だろうから、健康の1位は予想できるが、2位が仕事というのは、経済的安定を願ってのことでしょうかね。アベノミックスの恩恵で、就職戦線も状況が上向いてくれればよいのですが・・・・。

そういえば、数日前、東京ガスのCMが批判を受けて途中で打ち切りというニュースがありました。就職活動中の女子学生の厳しい日々を題材にしたCMが、現実の世界の自分とかぶってしまって、見るに堪えられないというクレームが多く寄せられたことからのようです。

(引用)
テレビCM>リアルな就活 批判受け東京ガス放映打ち切り
就職活動中の女子学生の厳しい日々を題材にした東京ガスのテレビCM「家族の絆・母からのエール」編が、今年2月1日の放送開始から1カ月足らずで打ち切りになったことが話題となっている。当時、就活生やその母親とみられる人から「リアルにできていて心が痛む」などのクレームが寄せられ、そうした声などに配慮したためという。最近になってツイッターなどでこの打ち切られたCMが話題となり、「感動的。見て泣いてしまった」など、打ち切りに疑問を呈する声も上がっている。
CMは、就活中の女子学生が主人公。志望企業から何十通もの「お祈りメール」(不採用通知、末尾に他社への就職活動の成功を祈念する文が付くことからこう呼ばれる)をもらった末に、ようやく最終面接までこぎ着けた企業からも「お祈りメール」が届く。近所の公園のブランコにぼんやり座っていて、母親に背を押されて号泣。母の作った鍋焼きうどんを食べ、翌朝、スマホに「まだまだ」と打ち込んで再び就活に飛び込んでいくシーンで終わる。
(引用終わり)

どれどれ、どんなCMだというわけで見てみた。東京ガスだから関東地方以外では放送してないはずなので、関東圏以外の方はこれ↓をどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=_h3as7hFQxo


なるほど、なるほど。こりゃー、悲しくなる。私がCM担当者だったら、企画の段階で没にしてましたね。こんな悲しいというか暗いCMを流したら、企業イメージが暗くなってしまう。

会社でTVのCMを始めとして、宣伝を担当する部門は基本的には広報室です。対外的に交渉をを担当する部門が広報。大手企業になると、自社製品を販売するためのコマーシャルを作成する部署は、営業部が担当するところも多い。広報部と営業部が宣伝を受け持つ場合、役割分担は、広報部は会社のイメージを浸透させることを主とし、営業部は、その会社の製品を販売する宣伝を担当する。東京ガスの場合、ガスを購入できる地域が限られているのだから、製品をテレビで宣伝するというよりも企業イメージの向上を図ったCMでしょう。つらい体験を思い浮かべてしまう人が多いから、クレームとなってくるのでしょうから、CMとしては失敗作(のはず)です。

一説には、この「母からのエール編」の前作である「「『ばあちゃんの料理』編」が広告賞を受賞す­ることになり、復活することになった、そのため「母からのエール編」の放送枠がなくなった、­ということが打ち切りの理由というもささやかれているのようです。しかし、この『ばあちゃんの料理』編のCM、悪くはないですけど、いいと言うほどでもないかな。

広告業界の広告賞とか何とか賞とかいうのは、基本的にバンバンとCMを打ってくれた企業、つまり、広告費を一杯使ってくれた企業のCMが広告大賞とかに選ばれます。お金を払えば金賞をもらえるモンドセレクションと同じようなもの。
参考までに『ばあちゃんの料理』編のCMはここ↓。 
http://www.youtube.com/watch?v=SVwRBzBIFr4

悪くはないけどね。孫が大きくなっても、その割には、婆さんがあまり年をとってないのが気になる程度かな。

だいぶ大昔の話になってしまいますが、私もTVのCM製作を担当していたことがあります。営業部に配属されていた時のことで、わずか半年ぐらいの間でした。
「♭ ジャッジャ、ジャ、ジャ、ジャッジャ、ジャ、ジャ ラーラー・・・・ラーン」という音楽とともに外国の女性が登場して、「日本の国際電話はゼロゼロワンダフル」と言うやつ。こんな奴↓
http://www.youtube.com/watch?v=U5z8oj-on8Q


大方、CMの評判は良かったです。 この曲聴くと、満杯になったお風呂のお湯のように懐かしさがあふれ出てくる。一時期はうるさいくらいにTVから流れていましたからね。そのころのTVの広告費、15秒ぐらいのスポットを流して一回90万円ぐらい。大きなお金が動くし、広告業界はタヌキとキツネのような化かし合いの人たちの集まりだと言うので面白かったです。

CMを作る時は、企業がどんな製品・サービスについて、どんな感じのCMを流したいという基本構想を出入りしている業者数社に説明して、各社からCMの構想を提案してもらう。大抵は、コンペと言割れている競争入札方式。大手広告代理店としては、「電通」と「博報堂」があり、寡占化の状態にあります。準大手として、アサツーディ・ケイとか東急エージェンシー 、大広 、読売広告社 など7-8社があり、残りはその他大勢組で、わんさかわんさかと何百社あります。

私が、サービスのCM製作を業務の一部として担当していた時に、ある事件が起きました。事件というか、所詮、広告業界なんてタヌキとキツネのような人々の集まりというようなお話です。

朝日や読売の大手全国紙の一面に大きな広告を打つと、当時は一回で1200万ぐらいが相場でした。販売促進のために、 時々全国紙に全面広告を繰り広げていました。ある時、妙な噂を耳にしたんですね。私の勤めていた会社の宣伝部門、つまり私が担当していた部門は金払いが悪いという話が出回っているという。もちろん、広告掲載料は、期限までにきちんきちんと広告代理店には支払っていた。でも、金払いが悪いとの噂。おかしいなぁー、変なことをいう人がいるんだなぐらいに思っていました。

ある時、朝日新聞に一面の広告を打ったのですね。取り扱った広告代理店は電通。広告代1200万円。この時も、広告料は安くしろとかごねることなく、すんなりと、遅滞なく払いました。それと、ほぼ同じ頃、少し遅れて、「電通」の担当者から電話があった。曰く、産経新聞の広告にキャンセルが出てしまった、このままでは、下面3段の大きさ(だいたい3分の1ぐらいの大きさ)に穴が開いてしまう。そこを埋めるために無料で御社のサービスの広告を載せたいので、版下(広告の原版)を貸してほしいと。
「無料なら、どうぞ、どうぞ」となって、貸してあげたわけです。

後日、たまたま朝日新聞の広告担当者と話す機会がありました。そして、あの時の一面広告の話になったのです。広告料を値下げして900万しか払ってくれなかったとの恨みつらみのお話。え?おかしいな?、ちゃんと電通からの請求通り1200万円お支払いしましたよと話が合わない。話を追ってみた。なんと、電通は朝日新聞には900万円しか払っていなかった。残り300万円は、無料で広告を載せてくれると説明を受けていた産経新聞に支払われていた。電通が勝手に仕切っていた。ちょっと驚きましたね。電通としては、こういうことをしてマス媒体に広告をとってきてやったぞと恩を売るわけです。発注した方としては、朝日新聞には一面広告がちゃんと掲載されていたので要望はみたされていたわけですし、おまけに同じ金額で産経にまで広告が掲載できたのだから、広告主としては文句はない。だけど、なんかしてやられたかなという気分です。こんな、タヌキとキツネのばかしあいのようなお話は、ほかにも2-3件あったのを覚えています。

話は、大きく脱線してしまいましたが、何はともあれ、CMは観る人に共感持てもらえるものでないと。
米国で流されたホンダのCR―VのCMもなかなかいい。これ↓。
「An Impossible Made Possible」


おまけ: 先日亡くなった斎藤晴彦さんのCMはこれ↓。バイオリニストとオーケストラは、本物で、かなりのレベルの高い人たちだったようです。
http://www.youtube.com/watch?v=MMgiQNtRLEM
このCMはお茶の間の皆さんにバカ受けしたんですけど、わずか2週間ほどでCMを打ち切ってしまいました。
理由:当時の副社長が、品が無いとクレームをつけたため。
このCMは自分が担当していたわけではないですが、そんなことで、お茶の間に猛烈に受けているCMを止めてしまうのかと思いました。
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