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入学式欠席騒動

埼玉県のほぼ中央に東松山市という街がある。埼玉のへそと宣言している街でもある。人口は9万人ぐらい。地理的にはほぼ中央であるが、埼玉県の地域区分では、西部地域に分類される。県庁所在である浦和からみる西になるからだろうか?

この街では、毎年11月上旬に歩け歩けの大会を開催している。国際ウォーキング大会でアジア最大規模の「日本スリーデーマーチ」である。日本最大規模の歩け歩け大会で、ウォーキングの大会の走りとなった大会である。

「やきとり」の街としても売りだしている。辛子の入ったみそだれを付けて食べる。しかし、ここの「やきとり」は焼き鳥ではなく、ヤキトン(焼き豚)である。街のあちこちにやきとり屋がある。

この街は古くは松山町であった。城下町として栄えていた。市政施行するにあたって東松山市となった。当然、松山市を名乗るはずであった。しかし、すでに愛媛県に松山市があった。自治省から同じ名前は認めてもらえず、仕方なしに東(にある)松山市となった。ここにある高校は東をつけづにそのまま松山高校と名乗っている。男子校である。

 埼玉県の場合、公立高校は原則別学である。一つの都市に2つ高校があると男子校と女子高に分かれる。東松山市の場合も2つあるので松山高校は男子校である。女子校は松山女子高というのがある。この松女は書道ガールズとして書道部が最近有名になっている。松女の書道ガールズパフォーマンス↓
https://www.youtube.com/watch?v=V2j53cqj4q4

行政区にひとつしかない高校や2つ以上ある場合には、共学校となる。そして、この共学の高校が人気化して入学が難しくなっている。最たる例が大宮高校である。この大宮高校の理数科に限ってみれば、埼玉の公立高校では入学難易度という点で浦和高校を抜いてトップとなってしまった。一方、かつては同じ程度の松高は長期低落傾向にあり、現在では共学の坂戸高校の方が入学難易度は高くなっている。

 さて、その松山高校が最近ひょんなことからスポットライトを浴びている。4月8日の入学式に新入生を受け持つ担任の女教師が、自分の息子が入学する高校の入学式に出席するため、自分が担任を受け持つ松山高校、(地元ではマツコーと呼んでいる)の入学式を欠席したことが明るみになったからである。

明るみに出したのは地元のローカル新聞である埼玉新聞で、この松高の卒業生である埼玉県議がけしからんと噛みついたからである。この話題、ホームタウンの近くの出来事ということで、ブログに書こうと思って発端から追っていた。最初にその記事を見たときの感想。」おや?男子校にも女の先生がいるんだ。」かつて、男子校には女教師がいなかった。やはり時代は変わってる。

この話題、初めは埼玉新聞と一部ネットでワーワー騒いでいたのだが、徐々に全国的にマスコミで取り上げられ始めた。週間文春の今週号にも載っている。テレビやネットでも取り上げられているので知っているかもしれないが、念のためその記事を掲載すると以下のようになる。

(引用)
担任、息子の入学式へ…県立高校教諭勤務先を欠席、教育長が異例の注意
埼玉新聞 4月11日(金)22時48分配信

 県西部の県立高校で50代の女性教諭が長男が通う別の高校の入学式に出席するため、担任を務める1年生の入学式(8日)を欠席していたことが分かった。新入生の保護者らは「今の教員は教え子より息子の入学式が大切なのか」と困惑している。

 県教育局によると、県内の県立高校では、ほかに男女3人の担任教諭が子息の入学式出席を理由に休暇届を提出し、勤務先の入学式を欠席した。

 関根郁夫県教育長は11日に開いた県立高校の校長会で「担任がいないことに気付いた新入生や保護者から心配、不安の声が上がった」と、この事実を報告した上で「生徒が安心して高校生活をスタートできる体制づくりと心配りに努めてほしい」と異例の“注意”を促した。

 関係者によると 、入学式の担任紹介の中で校長が女性教諭の欠席理由を説明。女性教諭は「入学式という大切な日に担任として皆さんに会うことができないことをおわびします」という文章を事前に作成し、当日、別の教諭が生徒らに配ったという。

 来賓として入学式に出席した江野幸一県議(刷新の会)は「担任の自覚、教師の倫理観が欠如している。欠席理由を聞いた新入生たちの気持ちを考えないのか。校長の管理責任も問われる」と憤慨。

 県教育局は「教員としての優先順位を考え行動するよう指導する」としている。
(引用終わり)

自分の子供の入学式を優先して、自分が担任を受け持つ高校の入学式に出席すると言うのも時代が変わっているということだろうか。それとも教師の入学式に対する自覚が足りないだけなのだろうか?この女教師は「入学式という大切な日に担任として皆さんに会うことができないことをおわびします」という文書を配っている。(正確には、「会うことができない」ではなくて「(自分の都合により、自分の意思で)合わない」ことを詫びるということだと思うが。)

ちなみに、この話題をめぐる周辺状況も書いておくと・・・
・入学式は親同伴が必須、案内文書にも明記されてる←埼玉のルール
・父親は他校の校長の為休めず
・女教師は学校長に理由を説明した上で休みの許可を得る
・その女教師のクラスは副担任が勤めることになるため業務上に支障は無い

県会議員が、ブログで女教師の欠席を批判したところ、たちまち事務所には「先生にはプライベートもないのか」と苦情が殺到したそうだ。先生にはプライベートが無いのかという意見。この一件だけで、プライベートが無いことに結びつけるのは飛躍のしすぎと思う。

ネットでアンケート調査が行われていた。ヤフーには学校行事を欠席することについて問題と思うかどうかのアンケートをとっているサイトがあった。
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/11262/result

4月16日17時現在の時点で、結果は、30万件の回答の中で、問題とは思わない約15万票(48.7%)、問題と思う、約13万3千票(43.4%)、どちらでもない約2万4千票(7.9%)となっている。

正直なところ、「問題ないと思う」という人が半数以上いることに驚いた。

入学式は学校が主催する行事である。新入生の担任となれば、その行事を主催するいわばホスト側主役の一人だろう。その人が休暇をとってしまったのでは、非難されても仕方がない。情状酌量の余地がある場合もあるだろうけど、息子の高校の入学式じゃダメだろう。では小中学校ならどうか?子供も小さいので、子供の入学式を優先させたいという気持ちもわからないわけではない。が、基本的にダメだろう。

女教師側の言い分として、埼玉の高校は入学式に親同伴を求めていることがある。、そこは同じ教員仲間。先生同士で連絡し合えば何とでもなる。少し遅れて金銭関係の支払い手続きをしても文句は言われないだろう。例えば、入学式を終わらせてから教室に戻り、私があなたたちのクラスを受け持つ先生ですとご対面した後で、実は私の息子も同じ年で今日他の学校で入学式を迎えている、親が同伴しておく必要があるのでこれから私が行かなければならない、あとは副担任がお話しますと言って副担任に任せ、自分はそそくさと息子が通うことになる学校に駆け付けていれば問題も大きくならずに済んだのだろう。

父母のお葬式とか特別な事情というならまた別の話ではあると思う。この女教師の場合、自分が受け持つ学校の入学式よりも自分の息子の学校の入学式に出たかったのだと勘繰られても仕方がない。息子の入学式、しかも高校の入学式という理由では納得する人は少ないのではないか。

そんな感想を夕食の時に家内にした。そしたらこんな話をしてくれた。家内が小学校でPTAの役員をしていた時の話である。入学式の時に、校長先生が式辞を読み終わってすぐに退席してしまった。退席する際に、校長先生は、家庭の事情で養父に育てられていたという私的事情を明かしたと言う。入学式の日は、その養父のお葬式の日だった。恩人の葬式に、どうしても出席したかった。場所は群馬。すぐに行けば何とか間に合うかもしれない。校長先生は、仕事上最低限やるべきことはやり、私的にもやるべきことをやろうと知恵を絞った末での途中退席であった。
 そのような例は他の教員たちも見聞きしていたはずだ。学校なのだから、知恵は共有し合って、皆で惜しみなく出さなくちゃ。
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