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ソムリエが薦める「日本酒 獺祭」

自宅から自転車で10分ほどのところ、東北新幹線の高架下に「グッド大宮店」という食料品店がある。高架線下のお店である。決して買い物の楽しさを期待させるような店構えではない。そのためだろうか、店の中は独特の特色を打ち出している。

例えば、インド人がその場で本場のカレーを作って直接販売している。このカレー、結構人気がある。そば打ち名人を呼んできて、店内でそば打ちの実演を見せてくれる。その打ちたてそばはその場で販売してくれる。定期的にミニコンサートを開くこともある。チェーン化されたスーパーとは、一線を画した特色を出しているので、常連が多い。

お酒も売っている。ことにワインに関しては、店長がソムリエの資格を持って、時に応じておすすめのワインを紹介している。店長の顔写真とおすすめの理由付きでワインを並べている。

日本酒についても、全国的にはあまり知られてない酒蔵においしいお酒を見つけてきて店内に並べる。店長が日本酒No1.として押しているのは、日本酒ファンの間には知れ渡っている山口県の地酒、「獺祭(だっさい)」である。「越の寒梅」や「久保田」「八海山」などはプレミアム的な日本酒ということは知っていたが、獺祭という言葉がある事すら知らなかった。

「獺祭」とは、書物や資料などを散らかしている様子を言うのだそうだ。私の机の上はいつも獺祭状態。「獺祭」の「獺」とはカワウソのこと。カワウソは捕らえた魚を岸に並べる習性がある。これが、先祖を祭るときの供物のように見えたことから「獺祭」という言葉があるようだ。

お酒の方の「獺祭」は、山口県岩国市にある旭酒造が作っている。山口の地酒だ。日本酒ランキングでNo.1にもなったことがあるようだ。値段も高い。試したことがあるが、高いのでたった一度だけ。感想は、確かに飲みやすい。美味しいかどうかは飲む人の好みによるだろう。

獺祭については、こんな思い出がある。2011年秋にオーランドで開催されたITS世界会議で、ITS JapanのブースでJapan Receptionを行った。日本の特色を出そうというので、鏡割りをして日本酒を振る舞おうということになった。しかし、調べていくうちに日本から米国へたる酒を持ち込むのは制度上かなり困難であることがわかった。米国には清酒「大関」がカリフオルニアに工場を持っている。ここに頼めばたる酒を入手できるかもしれない。しかし、カリフォルニアからフロリダまでは米国の西側から東側まで運ぶことになる。結局、この大関に頼むのも諦めて、あき樽を準備し、からの樽を割ることになった。

お酒は地元の業者に依頼して手配してもらうことにした。当日、空の樽が割られ、ブースに来た人々には、業者が手配したお酒がコップで配られた。ブースの主催者側として、参考までにどんなお酒が配られているのか、業者の方に聞いた。このお酒ですと小瓶を見せてくれた。ラベルには「獺祭」の文字。え!こんな所に「獺祭」があるのかとびっくり。ちなみに、居合わせた日本人達に、このお酒「獺祭」ですよ、とそれとなく「獺祭」を知っているかどうか聞いて回った。一人だけ、それも若い女性が「獺祭」のことを知っていた。その時だけは、ワインを飲むのを止めて努めて獺祭を飲むことにした。業者が説明するには、ロスアンジェルスの問屋から仕入れたと言っていた。

1年前ぐらいに、旭酒造の主人がTV番組「ほこxたて」で、ろ過浄水器と蔵元主人が対決するということで出演し、朝日酒造の主人が浄水器利用の有無を判別して、見事に勝利したようだ。この辺りから、今では一見のお客にも人気が出てしまっているようだ。
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